⇧ 影響が甚大ですな...
By the way、
⇧ IPAの公開している資料が改訂されたらしいのだけど、必要なスキルを列挙するだけで、そのスキルを獲得するための具体的な対策を何も提示していない、何とも残念過ぎる内容になっておりました...
何と言うか、真剣に、IT人材を育成する気があるとは到底思えないんだが...
報告書の美しさは本質じゃない気がするんだが...
PowerPoint で報告書の資料を作成する上で、お手本にできるようなものが無いか、ネット上を漁っていたところ、
いつも企業が出しているパワーポイントの分析結果などを紹介しているのですが、本日は良いパワーポイントが見れる場所とその理由を紹介します。
どこで見れるのか
ずばり、経産省のHPです。以下のURLより「委託調査報告書」を確認ください。ご存じの方も多いかもしれませんね。
質のすごさ
質はですね、これは資料1つに(場合によっては)数千万円かけているので、かなり練りこまれたものが提示されているのは間違いないです。大手ファームとして恥ずかしいものは出せないので、皆さん全力で作られています。
特に、成果物が「コンサルティング」ではなく「資料」なので、そこにリソースを全振りしているということで、なんなら普段事業会社に提供している以上の資料と言ってもいいかもしれません。
⇧ という情報がヒットしましたと。
う~む、確かに、メジャーな企業が、コストをかけて作っているのだから、「資料」の「クオリティ」は相当なものだと思うのだけど、如何せん、ページ数の多さよ。
中には、150スライドを超えるような超大作の「資料」もあったのだけど、これ、確認する人のこと考えているんだろうか?
発注者(依頼者)側の要求がハッキリしていて、発注者(依頼者)側と受注者側で合意が取れた上での「資料」の構成という話であれば、納得するしか無いのだけど...
企業によって、
⇧ 得意分野は変わってきそうではありますが。
ちなみに、
⇧「デジタル庁」とかも、「委託調査成果物」として公開しているっぽい。
報告すべき項目が何なのかを知りたい
外部向け、内部向け、報告書の種類によって、勿論内容は変わってくるとは思うのだけど、
⇧ 基本的には、上記サイト様で紹介しているような柱となる項目は意識していく感じになるんですかね。
とりあえずは、
⇧ 上記サイト様のような手順で、報告するための情報を一旦、整理する感じになるかと。
大まかな流れとしては、
- 背景・目的
- 背景 →「現状(AS-IS)」「理想(TO-BE)」「問題(現状と理想のギャップ)」を簡潔にまとめる。
- 目的 →「目的(何を達成したいのか)」を明確に定義する。
- 原因・分析
- 原因 →「問題(現状と理想のギャップ)」を引き起こしている原因(要因)を洗い出す。
- 分析 → 仮説を立てて「原因」を分析する。
- 課題
- 「問題(現状と理想のギャップ)」を解消するために必要な情報を洗い出し、優先度、緊急度など鑑みて情報を選別する。
- 方針検討
- 課題を実現するために必要なアクションを検討する。
- 対応
- 方針検討で決めたアクションを実施する。
- 結果
- アクションを実施した結果について事実と考察をまとめる。
⇧ ような感じで情報を収集・整理することになるとは思われる。
予め「ゴール」である「理想(TO-BE)」が明確であるなら、
- 理想(TO-BE)
- 現状(AS-IS)
- 問題(現状と理想のギャップ)
- 原因(問題の要因)
- 課題(問題の解消に必要な情報)
の流れで情報を収集・整理した結果を定義していく感じですかね。
「資料」に落とし込む時の構成や情報の取捨選択が難しい気はしますが、そもそもとして、
図表3で報告書の種類を挙げていますが、どの報告書においても内容における留意すべきは以下の2点です。
- 上司の意図をよく理解した報告書になっているか。
- 必要な情報が過不足なく盛り込まれているか。
そして、内容の精度と同様に重要なのは「提出期限を守る」ことです。
報告書作成は「客観的事実を正確に記す」「期日に遅れない」が原則:若手社会人のためのビジネス文書作成マニュアル(1/4 ページ) - ITmedia エンタープライズ
⇧ 報告書の種類が多過ぎるのも問題なのだけど、各報告書で最低限必要な情報が何なのかドキュメント化されていないから、認識合わせとかで空中戦が起こるんよね...
『上司の意図をよく理解した報告書になっているか。』
っていうか、上司自らが報告書の作成者に対して報告して欲しい項目を予め連携すれば良いような気がするんだが...
例えば、「週次報告書」とかだと、
⇧ のような項目について報告させるようにするなど、報告書の作成者に事前に連携するべきだと思うのよね。
事前に関係者間で成果物の内容として必要な情報が確定できていれば、報告書を作成する担当者も本来注力すべき部分に集中できるし、報告書の内容を確認する側も余計な確認作業が減ることになって、最終的な承認者の負担も減って、皆ハッピーになるような気がするんだけどな。
要するに、依頼する側は、要求事項を後出しじゃんけんするのとかは止めた方が良いですな...
どちらの時間も無駄になるだけだし...
『「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の「三方良し」』みたいなことを実現するのは、ハードルが高いということですかな...
話が脱線しましたが、メジャーな企業がコストをかけて作ったであろう「委託調査報告書」は、確かに良くできているんだと思いますし、きれいな資料であるに越したことはないのかもしれないけど、まずは、内容が理路整然としていて要点がまとまっているかが重要な気はするんよね...
確認する側からしたら、確認する作業は手短に済ませたいでしょうし。
結局のところ、成果物として最低限必要な項目は、依頼する側が事前に決めて欲しいところですな...
毎度モヤモヤ感が半端ない…
今回はこのへんで。