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ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)はどのくらい浸透しているのか

www.publickey1.jp

Excelみたいにデータが多過ぎる時に操作不能にならないとかの問題点を対応してくれると嬉しいのですが...

そも、Google Spread Sheetsの制約とかどうなっているのか?

support.google.com

Googleドライブ上での制約ではありますが、

列数の上限については、『 1,000 万セルまたは 1 万 8,278 列(列 ZZZ)まで』とあるのですが、行数の上限については、明示されていない...

qiita.com

⇧ 上記サイト様が検証してくださっておりますが、

『結論:[表示されているセル数>1000万]の時にエラーとなる』

とのこと。

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)どのくらい浸透しているのか

そもそもとして、「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)」って初出が分かず、定義が意味不明だったので、調べてみました。

ネットの情報によると、

www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp

P.F. Drucker, the inventor of “modern business administration” and “management,” discussed “mission, vision, and values” in his book Managing in The Next Society, and his ideas have been cited in many books and management education programs.  

https://www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp/en/lexicon/787/

According to Drucker, an important task for a company is to “demonstrate the significance of its existence and its social legitimacy.”

https://www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp/en/lexicon/787/

First, “mission” refers to the “mission and purpose” of a company. By clearly stating this, the members will understand the mission and will be able to work on their own tasks. 

https://www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp/en/lexicon/787/

Next, “vision” refers to the future image of the company after realizing the mission. Drucker explains the importance of a company depicting an ideal image of itself after the realization of its mission and sharing this image with its members.

https://www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp/en/lexicon/787/

Finally, “value” refers to the “company’s own value standard.”

By considering and clarifying what value a company realizes for its customers through its products, it gives members an internal value standard to act upon as individuals. 

https://www.cdfr.design.kyushu-u.ac.jp/en/lexicon/787/

⇧ とあり、Peter Ferdinand Drucker氏による「Managing in The Next Society」という書籍の中で語られているらしい。

上記サイト様によりますと、

  1. 「ミッション」とは企業の「使命・目的」のことである
  2. 「ビジョン」とは、「ミッションを実現させた将来像」のことである
  3. 「バリュー」とは、「自社の価値基準」を示す

ということを、Peter Ferdinand Drucker氏が「Managing in The Next Society」という書籍の中で定義しているらしい。

とりあえず、初出かどうかは分からないが、人口に膾炙していると思われるPeter Ferdinand Drucker氏の「Managing in The Next Society」という書籍の中で定義されているであろう「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)」を正しいと仮定して話を進めることとする。

で、「Managing in The Next Society」という書籍の発行年はというと、

Bibliography

  • 2002: Managing in the Next Society (New York: Truman Talley Books/St. Martin's Press)

https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Drucker

⇧ 2002年ということで、今が2024年であるからして、

「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)」

という概念が登場してから、22年ほどしか経っていない。

日本だと、平成14年が初出ということで、「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)」を掲げる習慣が、どのくらい浸透しているのか?

2022年の経済産業省の調査から抜粋すると、

www.chusho.meti.go.jp

第2-2-62図は、ステークホルダーに関する経営理念・ビジョンを掲げる企業について示したものである。これを見ると、8割以上の企業は、複数の利害関係者を意識した経営理念・ビジョンとなっている。

中小企業庁:2022年版「中小企業白書」 第3節 中小企業経営者の経営力を高める取組

近江商人の「三方よしの精神」に代表されるように、特定の利害関係者ではなく、企業を取り巻く複数のステークホルダーとの共生を追求した経営理念・ビジョンを掲げる企業が少なくないことが見て取れる。

中小企業庁:2022年版「中小企業白書」 第3節 中小企業経営者の経営力を高める取組

⇧ 上記を確認した限りでは、

  1. ミッション(経営理念)
  2. ビジョン

についてしか言及していなさそうではあるが、8割以上の企業が策定していると。

Peter Ferdinand Drucker氏が最も重視していたであろう「ミッション」については意識されているということになるんかね。

まぁ、

ts0818.hatenablog.com

⇧ 前に調べた感じだと、「経営戦略」を確立する際に「ビジョン」を元に「環境分析」を行うらしいのだけど、

solution-hr.com

⇧ 上記サイト様を見た感じ、企業によって粒度がバラバラで「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV:Mission Vision Value)」を定義している方が少数派って感じがする...

う~む、「経営戦略」を決める上での「環境分析」の対象が結局、よく分からん…

一応、

www.daisuketsutsumi.com

なぜ、多くのNPOの中期事業計画作りが「とりあえず環境分析」になってしまうかというと、検索して出てくる最初のステップは多くの場合「ビジョン・経営理念の明確化」なのですが、それは問題なくできていると判断してしまうからです。

「とりあえず環境分析」はNG!中期事業計画はどのように作れば良いか? - NPOコンサルタント堤大介のブログ│朝ぼらけタイガー

ldcube.jp

経営戦略を立てるプロセスは、その会社の経営理念やビジョンをしっかりと理解したうえで、環境分析をすることから始まります。

経営戦略の立て方・手順とは?|環境分析から実行、検証フェーズまで徹底解説 | 株式会社LDcube

なぜなら、自社がどのような経営理念やビジョンを掲げているかを理解しておかなければ、正しく環境分析ができないからです。

経営戦略の立て方・手順とは?|環境分析から実行、検証フェーズまで徹底解説 | 株式会社LDcube

⇧「ビジョン」ありきとは言いつつも、「ビジョン」と「環境分析」の関連については、述べてくれない...

「ビジョン」が無ければ、正しく「環境分析」ができない、と謳っている割には、「環境分析」で「ビジョン」がどのように活用されるのかの説明をしてくれないのが意味不明なんよな...

イメージとしては、

tasksolution.net

⇧ 上図のように「ビジョン」に対しての「環境分析」をするということになるんですかね?

つまり、「環境分析」は「現状分析」をしているというわけではなく、今より少し先の未来における自社を取り巻く環境を分析する「未来分析」という感じになるんかね?

『「ビジョン」とは、「ミッションを実現させた将来像」のことである』ってあるからして、「ビジョン」を実現するために「環境分析」を行うはずなので。

そうなった場合、競合他社に対しても未来の状態を推測して分析する感じになるんかね?

結局のところ、

  • どういう対象
  • どういう状態

に対して、「環境分析」を実施すれば良いかがハッキリしないんよね...

教科書的な解答だと、

1. 経営環境分析

有効な経営戦略を策定するためには、自社にとっての外部環境と内部環境(内部資源)を正しく認識することが最初のステップになる。

企業を取り巻く外部・内部の環境を網羅的に整理し、多数の情報の中から戦略策定
に向けた示唆を効率的に導出することが環境分析のポイントとなる。

https://www.tac-school.co.jp/library/kouza_kigyou/dougaChannel/keiei-shien-1syo-text.pdf

⇧ ということになるようなのですが、まとめると、

環境分析の対象と状態

項目 内容
どういう対象 自社 自社以外
どういう状態 ビジョン(ミッションを実現させた将来像)を適応

という感じになりそうなんだけど、「自社以外」の部分については、「環境分析」で利用する分析フレームワークに依りけりだとは思うのですが、世に出回っている情報は、かなり曖昧な気がしてきた...

まぁ、「ビジョン」が明確になったとて、『環境分析の「対象」と「状態」』が整理できないと「環境分析」の効果が薄いような気持ちになるし、このあたりの分類についても具体的に解説してくれているような情報が見当たらないんよね...

正確な「環境分析」の実現、難し過ぎる気がするんだが...

毎度モヤモヤ感が半端ない…

今回はこのへんで。