⇧ Javaで脆弱性、今回の結構、深刻な気がするんだけど...
Microsoft AzureがAzure Media Servicesのサービス提供を廃止するそうな
利用者の都合は考慮されない、それが大企業が提供するクラウドのサービスを利用する際のリスク、本当、サービス廃止するぐらいなら初めから提供しなければ良いのにと思ってしまう今日この頃です。
注意
2024 年 6 月 30 日までに、オンデマンド エンコード、ライブ ストリーミング、オンデマンド ストリーミング、コンテンツ保護ワークフロー用の Microsoft パートナー ソリューションに移行し、オーディオおよびビデオ分析ワークフロー用の Azure Video Indexer に移行します。 Azure Media Services は、この日までに完全に廃止されます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
必要なアクション: ワークロードの中断を防ぐために、2024 年 6 月 30 日より前にワークフローを移行するオプションについては、この廃止ガイドを参照してください。 この日付を過ぎると、Media Services はサポートされなくなり、顧客は Media Services アカウントにアクセスできなくなります。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
⇧ 勝手に廃止して、勝手にアクセスできなくするってのは、流石、大企業様。裏切られた気分ですな...
Azure Media Services が廃止されるのはなぜですか?
これは、Microsoft が長期的な成長と会社の長期的な競争力の戦略的領域に焦点を当てた結果です。 また、統合ソリューション ベンダーとシステム インテグレーター全体で Microsoft パートナー エコシステムのメディア サービス ソリューションを加速し、Azure ユーザーがさまざまな高品質のメディア サービス ソリューションにアクセスできるようにします。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
⇧ Microsoftほどの大企業であっても、特定の技術領域では、パフォーマンスを発揮できないってことなんですな。
況や一般的なエンジニアにおいてをや、ですな。
Media Services v2 API から V3 API に移行する必要はありますか?
いいえ。Media Services V2 API から V3 API に移行する必要はなくなりました。 V2 API を引き続き使用しているすべてのお客様に、この変更を確実に認識できるように、さらに連絡を送ります。 V2 と V3 の両方の API は、2024 年 6 月 30 日に同時に廃止される予定です。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
廃止日以降の顧客データはどうなるでしょうか。
Media Services 用 Azure に格納されるデータには、Media Services 資産を構成する顧客のビデオと関連ファイル (.ism、.ismc、.mp4 ファイルなど) と Media Services アカウント データの 2 種類があります。 顧客のビデオと関連ファイルは、顧客の Azure Storage アカウントに格納され、Media Services の廃止による影響を受けません。 ただし、ストリーミング エンドポイント、ライブ イベント、資産メタデータを含むすべてのアカウント データは、廃止プロセスの一環として削除されます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
⇧ 完全に、Azure Media ServicesのAPIで処理はできなくなるってことですな...
既存の Media Services コンテンツで使用できる移行オプションは何ですか?
MediaKind と Harmonic はどちらも、コンテンツを別の場所に移動したり、ほとんどの場合再処理したりする必要なく、既存の AMS コンテンツの動的パッケージを提供します。 このオプションを選択しない場合は、コンテンツを Azure Storage から直接ストリーミングできるように、Media Services アセットを HLS マニフェストと DASH マニフェストを使用して CMAF 形式に変換できるオープンソース ツールがリリースされます。 このツールが利用可能になったら、Media Services の提供終了ガイドに更新プログラムを提供します。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
⇧ う~む、Azure Storageで管理するコストがどれぐらいかかるのか分からんのだけど、もし、コスト嵩むようで、他に割安で管理できるなら、Microsoft Azureで管理する必要が無くなるような...
Azure Media Player も廃止されますか?
はい。Azure Media Player も 2024 年 6 月 30 日に廃止されます。 Media Services の提供終了ガイドに記載されているすべてのパートナーには、お客様が使用できる代替ビデオ プレーヤーがあります。 その他のビデオ プレーヤー オプションについては、「 Media Services のメディア プレーヤー」を参照してください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/media-services/latest/azure-media-services-retirement
⇧ うん...
その『お客様が利用できる代替ビデオプレーヤー』ってのが、『「Media Services のメディア プレーヤー」』のページに掲載されてる『プレーヤーの一覧』のことで良いのかどうかが曖昧...、相変わらず安定の不親切さ、流石はMicrosoftさん。
どうやら、Microsoft Azure としては、動画の配信サービスのAPIからは完全に撤退するってことみたいね...
なので、他の企業が提供している動画配信のためのAPIの利用に移行しろ、ということらしく、Microsoft Azure のおすすめの代替としては、
- Harmonic VOS360 Media Lite
- MediaKind
の2つを推してるっぽい。
2023年7月23日(日)時点では、Azure Media Servicesからの移行を実施してみました、的なブログ記事は公開されてないようでした。
Microsoftさんが率先して移行事例を情報発信して欲しいところなんですけどね...
あれかな、
⇧ このあたりでAzure Media Services を使ってるらしいから、移行事例を作るってことなんかな?
NICE がパートナー企業のプロセスを簡素化することで、パートナー企業はインテリジェント カメラとインテリジェント クラウドサービス向けのアプリケーション スイートの差別化と開発に集中することが可能になります。マイクロソフトが NICE Cloud Services の開発パートナーとして協業したことで、Azure Media Services、Azure Storage、Azure Key Vault、Azure Cognitive Services、Azure IoT Edge、その他多くの Azure サービスが組み込まれることになりました。
⇧ このあたりも移行事例の紹介とかしてくれるんかな?
とは言っても、具体的にどう移行したかについての詳細は公開されんだろうから、結局のところ移行の方法について分からんのだろうけど...
2023年8月12日(土)追記:↓ ここから
Microsoftの社員の方が、
⇧ 実際に移行を試してくれてるっぽい、ありがたや。
というか、Microsoftが公式のドキュメントで移行手順を載せるべきだとは思うのだけど、個人の善意の頑張りに委ねるってのはいかがなものか...
⇧ 上記サイト様によりますと、「Azure Media Services Migration Tool」という移行ツールも公開されたとか。
何て言うか、Microsoftはサービスの廃止を発表する前に、移行手順についてドキュメント化しておいて欲しいよね...
Microsoftの都合で勝手に一方的にサービスの提供を廃止するんだから、そのぐらいの誠意を見せて欲しかったかな...
2023年8月12日(土)追記:↑ ここまで
毎度モヤモヤ感が半端ない...
今回はこのへんで。