米メリーランド大学と米ロチェスター大学に所属する研究者らが発表した論文「Non-Abelian Transport Distinguishes Three Usually Equivalent Notions of Entropy Production」は、量子系において、従来同等と考えれてきた3つのエントロピー増大の計算式が異なる結果を示すことを証明した研究報告である。
エントロピー増大の3つの計算式、量子系では一致しない新発見 従来の常識を覆す 米研究者らが発表:Innovative Tech - ITmedia NEWS
⇧ 量子系は未だに謎が多いですな。
Rubyに限らないが公式ドキュメントのファインダビリティ低過ぎ問題
プログラミング言語の「Ruby」について、最初に関わらざるを得なかったのが、
⇧「Oxidized」という「Ruby」製のライブラリを利用しているプロジェクトだったのが宜しくなかったとは思うのだけど、「Ruby」のソースコードの読解に四苦八苦するわけなのだが、「Ruby」について、
⇧ 1つの記号に対して、いろんな意味を持たせ過ぎなのが頗る理解に苦しむのだけど、ドキュメントにおいて参照先が無かったり、定義が無かったりでファインダビリティが著しく低いのも相俟って、好きになる事は絶対に無いのだろうな、と改めて再認識させられるのであった。
まぁ、「Ruby」に限った話では無いのだけど、公式のドキュメントってファインダビリティが低過ぎるのは何でなんだろうね?
いや、
概要
口承または口伝えの文化は、文字体系のない文明において、人から人もしくは世代を超えての情報伝達の手段であったが、その一方では芸能としての側面も存在し、文字体系が確立されてからも、口承は世界各地で今日も行われている。
⇧「口承」で伝えていきたいとか、内輪だけの閉じた世界で語り継いでいくとかいった明確な断固たる意識であるならば、ドキュメントが適当であっても良いとは思うんですけど...
ただ、外部に公開している以上は、
「自己署名証明書」は自分で自分の正当性を証明するという構造になっていますので、オレオレ詐欺のように、信頼できる組織を騙ることができてしまい、このことを指して「自己署名証明書」を信頼できない証明書という意味で俗称として「オレオレ証明書」と呼ぶ場合もあるほどです。
⇧ 上記サイト様に出てくるような、信頼できないものに対して呼称される「オレオレ〇〇」にインスパイアされた「オレオレドキュメント」になっているのは、良くないと思うんよね...
多少なりとも人を思いやる気持ちがあるならば、漏れなく参照先を紹介するといったことは自然にできると思うんだ(小声)...
ドキュメントの作成・整備に携わっているのが、他者を自分に利益を齎す部分でしか興味を持たないサイコパスとかであるなら諦めるしかないとは思うけど...
「FAQ(Frequently Asked Questions)」の例になるけども、
問い合わせ数が減らない場合は、必ずFAQ自体に原因がある。第一に考えるべきは、役に立つ情報が掲載されているかどうかだが、きちんと載せていても問題解決につながっていない、検索しても見つからない、そもそもFAQがどこにあるのか分からない、といったケースも実は多い。ただ質問と回答を並べて終わり、というものではないのだ。
なぜこんなに「使えないFAQ」が多いのか? 課題をみつけるための4つのKPI - ホワイトペーパー:日経クロステック Active
⇧ とあるように、「ファインダビリティ」の問題はどこでも発生し得ると。
ちなみに、ドキュメントが酷い話の筆頭は、「Microsoft」が際立っている気がする。
⇧ 上記サイト様によりますと、善意が踏みにじられたりしますからな...
「Microsoft」界隈 は「心理的安全性」が皆無ですな...
身内以外を排除する傾向が顕著な気がしますな...
一般的に、気付けていない部分を報告してあげたならば、『問題を見つけてくれて、ありがとう』って言う気持ちになると思うんだけど、けんもほろろな対応をしてくるということは人の血が流れていないということなのかね?
このあたりが、大企業だから、ユーザーを蔑ろにしても構わない、という振舞いになっているのだが、泣き寝入りするしかないところが哀しいところですな...
余談:Rubyが嫌われているという調査結果
自分は、「Ruby」が好きになれないのですが、世間一般的にはどうなのか?
By the way、2017年頃の調査によると、
Stack Overflowを利用している開発者の中には、プログラミング言語「Perl」を扱いたくないと思っている人が多くいることが明らかになった。PerlはLarry Wall氏が開発したもので、生まれて30年近くになる。
⇧「Perl」が敬遠されがちであると。
「Perl」はというと、
Perl(パール)とは、ラリー・ウォールによって開発されたプログラミング言語である。実用性と多様性を重視しており、C言語やsed、awk、シェルスクリプトなど他のプログラミング言語の優れた機能を取り入れている。ウェブ・アプリケーション、システム管理、テキスト処理など、さまざまなプログラムの開発に広く利用されている。
エピソード
ラリー・ウォールは敬虔なクリスチャンであったため、Perlは当初、新約聖書のマタイによる福音書13章46節の「高価な真珠」にちなんで、真珠を意味する「pearl」と名付けられた。
ラリーは肯定的な意味を持つ短い名前を選びたいと考えていて、彼によれば3文字および4文字の単語を辞書から探したが良いのが見つからなかったということである。また、彼は妻のグロリアにちなんで名前を付けることも考えたが、家族の会話でまぎらわしいために却下となった。
開発者ラリー自身によると、「practical extraction and report language」(実用的なデータ取得レポート作成言語)という意味を持ち、同時に 「pathologically eclectic rubbish lister」(病的折衷主義のガラクタ出力装置)という少し皮肉な意味も込められている。
⇧ 妻の名前から命名しようとして却下されたという切ないエピソード...
ラリー・ウォール(Larry Wall, 1954年9月27日 - )は、プログラマ、言語学者、文筆家であり、1987年にプログラミング言語Perlを開発したことによって知られている。また、プログラマの三大美徳を唱え始めたのもラリー・ウォールである。
⇧ なるほど、「Ruby」は「Perl」の影響を大きく受けていると。
Stack Overflowは、この嫌われている言語ランキングに使用したデータを、求職情報ページの「Developer Story」ページから集めた。Developer Storyは、開発者が自分の職歴や実績などをまとめて公開できるサービスだが、このページには使いたい言語と使いたくない言語のタグを追加できるようになっている。
嫌われる傾向が強いほかの言語には、「PHP」「Objective-C」「CoffeeScript」「Ruby」などが挙がっている。
一方、嫌う人が少ない言語には、「R」「Kotlin」「TypeScript」「Rust」「Bash」「Clojure」「Swift」「Python」「JavaScript」「Go」などが並んだ。
Stack OverflowのデータサイエンティストDavid Robinson氏は、嫌っている人が少ない言語には、Stack Overflowで急速に質問が増えている言語が多い傾向があると指摘している。
⇧ 伏線回収キター!、これ。
群集心理なのかは分かりませんが、
⇧ が成り立ってしまったと...
まぁ、「小前提」と「結論」に相関関係は無いはずなので、上記の三段論法は間違っているのだが、統計の分析結果から「Ruby」が嫌われる傾向にあるというのは事実なわけですな。
ちなみに、2024年の統計はというと、
Programming, scripting, and markup languages
JavaScript, Python and SQL are all highly-desired and admired programming languages, but Rust continues to be the most-admired programming language with an 83% score this year.
https://survey.stackoverflow.co/2024/technology#2-programming-scripting-and-markup-languages
⇧「Ruby」については、相変わらず、望んでいるが極めて少数であるといった感じっぽいですな。
まぁ、日本だけじゃなく、世界的にみても望まれていないのであるのなら、「Ruby」が嫌われてると思われても致し方ないのかしら...
嫌なことを続けるってストレスですから、関わりたくないのですが、関わらざるを得ないことの方が多いのがエンジニアという人種の宿命なんでしょうな...
ちなみに、
「嫌い」のカテゴリに挙げられたタグをもとに、どの技術が嫌われているかを分析した結果では、Microsoftの旗色がよくない。
最も嫌われている技術のトップには、同社の「Internet Explorer」が挙がっており、それに続く2位は「Visual Basic」だった。ほかには、「Cobol」「Adobe Flash」、Microsoftの「Classic ASP」、そしてMicrosoft自体などが上位にある。Appleもリストに入っており、それ以下にはMicrosoftの「SharePoint」「IIS」「Access」もある。
⇧ 皆々様に嫌われている「Microsoft」、流石です。
まぁ、大企業だから、ユーザーのことなんてどうでも良いと思ってるのかも知らんけど、そういった雰囲気が利用者にも伝わっているんでしょうね...
そして、今日も今日とて、ファインダビリティの低いドキュメントにより、エンジニアの貴重な時間が浪費されていくのであった...
毎度モヤモヤ感が半端ない…
今回はこのへんで。