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電気通信における「通信の秘密」の違法性の判定、曖昧過ぎる気が...

nazology.net

これまでの研究により、宇宙が加速度的に膨張し続けていることが示されています。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

宇宙が膨張し続けるとより多くの微粒子が乱雑に動き、結果的に物理エントロピーは急激に上昇していきます。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

しかし熱力学の第1法則に従うには、宇宙の物理エントロピーは一定でなければなりません。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

そこで研究者たちは膨張する宇宙では全体のエントロピーが保たれるように、物理エントロピーが増加する一方で、情報エントロピーが減少していくと考えました。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

たとえば宇宙の進化が進んで宇宙全体が均一になった場合、物理エントロピーは最大値に達しますが、均一な空間は区別がつかず、情報量は最小値に達することになります。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

情報力学第2法則は熱力学第2法則の裏返しとなり、物理エントロピーだけでは解釈しきれない現象を補完できるのです。

情報力学第2法則はこの世界がシミュレーションであることを示している (3/3) - ナゾロジー

⇧ う~む、ここで言っている「情報量」の定義が曖昧だから何とも言えんけど、なんとなく無理やり感を感じてしまうんだが...

電気通信における「通信の秘密」の違法性の判定、曖昧過ぎる気が...

X(旧:Twitter)で、「PyCon APAC 2023においてフリーWiFi使用者のDNS問い合わせ」の話が出ていたのですが、

nukalumix.hateblo.jp

(まとめ)「通信の秘密」の侵害と違法性に関する論点整理

現在、IPネットワークの運用は、「通信の秘密」を侵害しているが、例外的に違法性が阻却されている と整理されています。

この整理をふまえると、違法性を判断するために必要な2つの論点が見えてきます。

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

最初の論点は「通信の秘密」を「侵害」しているか です。
ルーティングやスイッチングが、「通信の秘密」を侵害する行為にあたる以上、IPネットワークを運用する時点で「通信の秘密」を侵害していると整理するのが自然でしょう。

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

2点目の論点は 違法性が阻却されるか です。
違法性阻却事由の中でも、実運用上では、「有効な同意の有無」 と、「正当業務行為にあたるか」 が検討のポイントになるでしょう。

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

電気通信事業者の場合は、違法性阻却事由の基準について、業界ガイドラインがあります。

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

社内LANなどは有線電気通信法の範囲となります。
就業規則等で同意がなされているという建付けですが、そもそも争いになるケースが少ない*1のが実情です。

*1:いわゆる 日経クイック情報(電子メール)事件 など、労働基準法民法上の不法行為として争われている

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

いずれにしても、「通信の秘密」を侵害せずにIPネットワークを運用することは事実上不可能です。
そのため、「通信の秘密」は侵害する としたうえで、違法性阻却事由に該当する行為かが実務上の論点となります。

電気通信における「通信の秘密」について解説します - 畳之下新聞

⇧ で、コメント欄でPyCon 2023の話に触れてる方がおられて、

⇧ のことだと思うのだけど、「問題提起」の内容が分からんので何とも言えんけど、もし本当に誹謗中傷を受けてるとしたら、大問題な気がするんだが...

一応、

pyconjp.blogspot.com

⇧ イベントを主催してる団体としての見解をまとめてるらしいのだけど、上記の文面を見た感じでは、

当法人が主催するPyCon APAC 2023におけるNOC(ネットワークオペレーションセンター) コンテンツの一部につきまして、不適切な内容が含まれているというご指摘をいただいております。ご指摘を受け、当該コンテンツについて公開停止措置を行いました。

とあるので、主催者側としても、公開停止措置を取るぐらいだから適切なコンテンツかどうかが、パッとは判断しきれなかったんだとは思われますかね。

ただ、この問題に関する「背景」や「事の経緯」が全く分からないので、何とも言えないのですが、「問題提起」をするしないを忖度しないといけないことなんだろうか?

そのため、「通信の秘密」は侵害する としたうえで、違法性阻却事由に該当する行為かが実務上の論点となります。

とのことなので、『「違法性阻却事由に該当する行為か」かどうかがちょっと分からないので、「問題提起」させて欲しい』ぐらいは許されないのかね?

う~む、「違法性阻却事由に該当する行為か」の解釈が曖昧な気がするんで、弁護士の匙加減でどうにもなりそうな気がしてしまうんですが...

技術的なカンファレンスで、技術的なことに気軽に言及できないってどうなのかね...

まぁ、人間が関わっている以上、人間は感情に振り回されてしまう生き物なので、言い方とかには十分に気を付けたいところですかね...

2023年11月3日(金)追記:↓ ここから

経緯が掲載されたようなのですが、

pyconjp.blogspot.com

⇧ とあり、おそらく、「問題」についての記載が足りていなくて、コメント欄のような経緯が本当にあったとしたら、

  1. 「通信の秘密」の違法性について
  2. 1.に関連して発生した誹謗中傷について

の2点は、最低限、明らかにしないといけないような気がするので、情報を更新して盛り込んで欲しいところですかね。

コメント欄には、

⇧ そもそも、イベント開催前に「問題提起」されていたとのことで、もし、それが事実だとしたら、PyCon側の対応は非常に宜しくない気がする...

もし、コメント欄のような事実があったとするならば、真摯な対応という言葉が全く信用の無いものと見なされかねない対応になってしまっているので、もう少し、正確に事実関係を調査した方が良い気はしますかね...

「藪の中(著:芥川龍之介)」 のような状況になってしまっていないか、真相を検証するのが難しそうではありますけど...

2023年11月3日(金)追記:↑ ここまで

毎度モヤモヤ感が半端ない...

今回はこのへんで。